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阿川佐和子のこの人に会いたい、川上未映子編

2010 年 1 月 10 日 日曜日

週刊文春

週刊文春連載、「阿川佐和子のこの人に会いたい」。ゲストに作家の川上未映子が出ていたので読んでみた。

川上未映子って、もしかして背が高いのか?阿川佐和子とのツーショット写真を見てそう思った。以前この連載に福田衣里子が出ていた時、確かさらに小さかったような…。

インタビューの初めの方に、いきなり「太陽を食べてるみたい」という表現(川上)が出てくるが、多分世間一般の川上未映子のイメージは、このセリフを口にするイメージなのだと思う。

事実俺自身も、読み始めのこのセリフを見て、「やはり川上未映子」と思ったものだった。

実は、想像以上におっとりとした感じなのかも。インタビューの全てを読み終えた今、そう思える。それくらい阿川佐和子との会話から見える川上未映子の人物像は、普通で、時にミュージシャンをやっていたとは思えないくらい消極的に感じられる。

でも、だ。話の中では限りなく弱気で、常に努力をしているというその性格が、実は、小説家としての才能だと俺は見る。小心者だからこそ、大胆なことはできるのだ。

今回たまたま読んだこのインタビューは、俺のこれまでの川上未映子像を明らかに変えた。それが良かったのかどうかは、変えられた川上未映子像に、俺がこれまで以上に興味を持っていることからも理解されるだろう。

今、俺の本棚に、川上未映子の近著「ヘヴン」が読みかけで立て掛けられている。何だかまた初めから読み直してみたくなった(笑)

第138回芥川賞 川上未映子氏 〜選評と、受賞者インタビューを読んで〜

2008 年 2 月 15 日 金曜日

俺も執筆活動に励むぞ!

 久々に話題性のある芥川賞だった。スポットライトは真っ直ぐ著者の経歴に当てられた。確かに、多少ハデさのある経歴なのかもしれない。良いにしろ悪いにしろ。

 受賞作「乳と卵」は俺には読めなかった。小説を読むのが苦手な俺が読めなかったからと言って、特にどうという事はないが、何故にあんなに読みにくい文章を書く必要があるのか。疑問である。1パラグラフをたった一文で書いてしまうその書き方も表現なのだと言われてしまえばそれまでではあるが。

 それにしても、ページを繰るだけは繰った俺に言わせてみれば、著者である川上未映子氏の「豊富な」経歴は、小説を書く上でその幅を狭めてしまっているように思えてならない。何事も「経験」ではない。フィクションを書く上では(決してそれだけではないが)、知らないがゆえの「想像」も大事なのである。

 さらに言わせてもらおう。インタビューの中でやたら哲学を強調する川上氏であるが(決して誇張ではない)、小林秀雄を「哲学と芸術の間をやっている」などと言って、「感激」しないで欲しい(苦笑)哲学を知らなくても小説は書けるし、生きても行ける。
 (しかし、そういった理由だったのか。小林秀雄は。多分に哲学的なところがあったから、俺には読めないのかもしれない。苦労して全集を集めたのになあ)

 まあそんなワケである。川上氏には確かに衝撃を受けたが、俺はこの人を支持できない。何故なら、俺はいわゆる形而上学は好きではないし、何より川上未映子氏が「プロフェッショナル」だからである。

 一芸に秀でた者に人格者は少ない。
 当たらずしも遠からず、である(笑)