[阪神・淡路大震災]ノンフィクションの取材は関係づくり

スナック”ポポロ”

 思いもよらず「スナック」だった。夕方五時まではカフェで、五時からはお酒のみの「スナック」となる。店に入る前にポケットに忍ばせておいた「ライター」の名刺は、店に入った途端に不要となった。「場」の雰囲気が思ったよりもよそよそしくて、まだ時期尚早だと感じたのだ。店を出る時に以前に来た時のことを話してみると、意外にも覚えていてくれて嬉しかった。

 さあ取材のスタートだ。雑誌など短期間の仕事の場合と違い、ノンフィクションの取材は長期戦だ。同じくノンフィクションライターの野村進氏は、著書「調べる技術・書く技術」の中で、取材で出会った人たちとの繋がりこそが、ノンフィクションを書いて来たことの最大の財産だ、と書いているが、その言葉の通り、ノンフィクションの取材では、まず相手との「人間関係」を作ることから始まる。

 俺は、今日は一言も話さなくても良いと考えていた。次に訪れた時に、顔を覚えていてもらえたらそれで十分である。ただ黙ってコーヒーを飲んでいても、回数を重ねる内に自然と会話が始まることもあるだろう、それを待つのだ。

 意外にも帰る時に少ししゃべり過ぎてしまい、立つ鳥跡を濁してしまったが、まあそれもよくあること。また近い内に訪れた時には「じっくり」行けば良い。

 今一番の問題は、名刺を出すタイミングだと思う。個人で話を訊く分には気が楽だが、「ライター」という言葉が出ると、少し気分が異なる。それでも出さないことには、聞けるものも前へ進まなくなる。

 色々と考えるところはあるのだが、実は取材は楽しい。緊張するけれど楽しい。気長にやって行こうと思う(笑)。



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コメント / トラックバック 2 件

  1. Charm says:

    こんにちは^^
    取材、がんばってくださいね!
    取材暦は浅いですが、私もちょこちょこと進めているので、
    出会いの楽しさは感じています。

    記事に繋がる事以外でも、
    たくさんの素敵な“縁”が広がりますように♪

  2. takeshi says:

    Charmさん

    返事が遅くなってしまって。
    コメント、ありがとうございます!
    付けるのに苦労されたんじゃないですか?
    こんなブログですから(苦笑)

    たくさんの素敵な”縁”を広げてみせます(笑)
    応援、ありがとう!!!
    また、お邪魔しますね☆

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