前回Yahoo!で検索した時も薄々感じてはいた事だが、国相手に訴訟まで起こした事件としては、明らかに情報が少ない。決して見逃せない事件として、「C型肝炎」という名前だけは広く認知されているようだが、これだけ情報が少ないと単なる一過性の事件としてフェイドアウトして行きそうで、「薬害」という意味では決して簡単には済ませられないものとしてはいささか心許ない。

対談、「日本の薬はどこかおかしい!」。この本自体は、割と早い段階で出て来る。前回最後に出て来た名前、福田衣里子さん。C型肝炎の情報の中核には彼女が居ると見てほぼ間違いない。今回C型肝炎を調べるにあたりYahoo!検索の後に俺が探したもの。それは、単行本、それも専門家による「対談本」だった。
「調べる技術・書く技術」という本がある。ノンフィクションライターの野村進さんによるもので、テーマの選び方から情報収集、取材の仕方、と、ノンフィクションを書くための教科書的内容の本だ。詳しくは本のページを見てもらうとして、その本の中で、単行本について述べられているのが、最初に「対談本」を読むという事なのだ。
「日本の薬はどこかおかしい!」。最初に読む本として俺がこの本に決めたのは、実は、この本しか無かった、という理由からなのだった。どこをどう探しても、この本しか見つからなかった。と言うか、やはりC型肝炎は扱いがマイナーなようである。書店で検索すれば、まあそれなりの件数が出ては来るが、大抵のものがもう賞味期限切れのものであり、それも一冊一冊、医学一般だったり、何とか科であったりと、とても探せたものではない。ちなみにこの本は、「薬学」の棚にあった…。

そうそう。別に不思議な事ではないのだが、本を探す中で、福田衣里子さんのブログ、簡単に見つかった。とりあえず、C型肝炎の「今」を追うにはこのブログをチェックしているのが一番確実に思えるので、ちゃんとRSSリーダーに組み込んでおいた。
情報というものは不思議なもので、こっちが意識して求め出すと、反対に向こうからやって来てくれるような事が度々起こる。今後に向けて1つ挙げて置くと、昨日、10月4日の朝日新聞の記事でこういうものがあった。「サリドマイドを承認 厚労省分科会 がん治療薬で発売へ」。こういった記事が、しっかりとした関係性をもって、俺自身に飛び込んでくるようになったのも、何か一つの「成果」なのかもしれない。




