ライターの仕事って不思議だね。いつだったか書いたように、ライターの仕事は、えてしてノンフィクションに収束する。その意味合いで言えば、誰でも、今この瞬間から、ライターの仕事ができるんだ。まさに、名刺を持てば…だね(笑)
今、神戸の震災を取材していて、何がしんどいかって、自分ひとりだということ。仕事なんていうと、当然のように、どこからか発注されてやるものだと思うかもしれないけど、実はそれは、ライターでもかなりラクな部分を取り上げたもの。
ライターとは、自ら動くものなんだ。
昔読んだ、ライターの入門書に、ノンフィクションライターの与那原恵さんのこんな言葉が書かれていた。
以下引用。
「フリーランスこそ、なんの依頼がなくても自分を奮い立たせて、自分の興味の持ったことに関して取材をしていくモチベーションを維持するのが、一番大変です。依頼されて動くことは、実はどうってことないんです。」
「…そして根底にあるのは、やはりそのテーマについて書きたいという欲求なんです。だから、漠然と雑誌ライターになりたいっていうのはだめなんでしょうね。歌手になりたい、ではなくて、どういう歌を歌いたいかが大事なのと同じ。やっぱり、書きたいことがちゃんとある人がライターになっていくんだと思うし、そうあってほしいです。」
俺が掲げる、ライターとは書きたいことがある人がなるものだ、という精神は、この言葉に感銘を受けたもの。おかげで苦労もするけどね(苦笑)
ライターには誰にでもなれる。簡単なんだ。だけどそれは、自ら動く、ということなしにあり得ないものだし、その「しんどさ」を乗り越えないことには、続けることはできないと思う。
今の俺は、その「しんどさ」を前に苦しんでいる真っ最中というワケだ…(笑)




